湘南・鵠沼海岸
このたび、
今年で15周年を迎えるウェブマガジン「Colla:J(コラージ)」での連載をスタートさせていただくこととなりました。
Colla:J 卯月(4月号)2022年
心・体・思考の健康をデザインする
とっておきの休み時間
自分のライフテーマ「心・体・思考の健康をデザインする」
日頃、いつも、私の脳内にめぐっている物語を少しづつ綴っていこうと、重い腰をあげました。
心も体も思考も、健康であればこそ、人生がもっと豊かになり、人にやさしくなれる。
私自身も、いつも、このテーマを大切に大事にしながら、毎日過ごしています。
上手くいかない日も、体調がイマイチな日も、それなりにいい感じにすることが出来る。
それは、自分の気持ちの持ちようだったり、考え方の方向だったり。
おしつけでない、気持ちのいいまっすぐさ、みたいなものを
持っていたいという思い。
私が社会人になったころからお世話になっている方に、5年ぶりにお会いして、ランチをご一緒した。
時間があいても変わらないお付き合いをさせていただける有難さと嬉しさをかみしめつつ、
自分の、その場にいる感覚の違いにも気が付く。
気持ちの落ち着きが少し違う。
5年前というと、フリーランスで仕事をしてはいるものの、
どこか足元がふわふわしていたというのか
今よりも仕事にかける時間をたくさん使っていたはずだけど、
時間の密度が違うのか、心の充足までは至っていなかったように、今思う。
コロナ禍となり、人に会う機会が減ったことはダメージなんだけど
もともと外交的でもない私にとっては、そこまでストレスに感じるものではないという感覚だった。
外で誰かと食事をすることも、なければないなりに問題なく
一人の方が気楽であった。
と、思っていたわけだけど
安心していられる場所、人たちとの時間は、ずいぶんと自分に良い刺激が入るものだと
あらためて感じた。
へんな気を遣うこともなく、大人の、互いに尊重しあう穏やかな空気があって
美味しいお食事をいただく。
こんなに充実感を感じることだったんだ、と
今更ながらに実感した。
コロナ禍にあっても、そこまでダメージやストレスはない感覚になっていたけれど
そんな状態すらが、ストレスと感じている状態の先にある希薄感とでもいうものなんだと思う。
人と関わることは、気楽なことばかりではないとはいえ
だからこそ、気持ちのいい人たちと過ごすことは貴重で、大切な時間だと身に染みた。
コロナ禍でさまざまな価値観が変わったといわれるけれど
私にとってはなにかといえば、こういうことへの気持ちの持ち方なのかなと、よぎる。
お互いを尊重しながら、絶妙なバランスをもちながら、まったく違う個性の人たちが一つの場所に集い、会話をする。
絶妙なバランスというのは、そうはないものと思うけど、そんな時間を少しでも味わえたら、幸せだと思う。
終わったことは仕方のないことだけど、とてつもない徒労感をじわじわ味わう。
自分が情けなくて、やり場のない気持ちでいっぱいになって、茫然自失。
思い返しても時間は戻らないのだから、くよくよしても仕方ないとわかっているのに、落ち込む。泣きたい気持ちなのになぜか泣けない。が、涙腺に響く音楽が流れてきたら、ドバドバ泣けた。
ランニングして神社にお参りして。だんだん自分に戻ってきたけど、昼間の出来事があったようななかったような感覚。
次の試験に備える、7月。
こんな気持ちを味わうのも人生の証みたいなものだと、今朝は思う。
学びを止めないための試練かなぁ
3月26日忘れられない日。