久しぶりの会食、出会い、人に会うこと。
私が社会人になったころからお世話になっている方に、5年ぶりにお会いして、ランチをご一緒した。
時間があいても変わらないお付き合いをさせていただける有難さと嬉しさをかみしめつつ、
自分の、その場にいる感覚の違いにも気が付く。
気持ちの落ち着きが少し違う。
5年前というと、フリーランスで仕事をしてはいるものの、
どこか足元がふわふわしていたというのか
今よりも仕事にかける時間をたくさん使っていたはずだけど、
時間の密度が違うのか、心の充足までは至っていなかったように、今思う。
コロナ禍となり、人に会う機会が減ったことはダメージなんだけど
もともと外交的でもない私にとっては、そこまでストレスに感じるものではないという感覚だった。
外で誰かと食事をすることも、なければないなりに問題なく
一人の方が気楽であった。
と、思っていたわけだけど
安心していられる場所、人たちとの時間は、ずいぶんと自分に良い刺激が入るものだと
あらためて感じた。
へんな気を遣うこともなく、大人の、互いに尊重しあう穏やかな空気があって
美味しいお食事をいただく。
こんなに充実感を感じることだったんだ、と
今更ながらに実感した。
コロナ禍にあっても、そこまでダメージやストレスはない感覚になっていたけれど
そんな状態すらが、ストレスと感じている状態の先にある希薄感とでもいうものなんだと思う。
人と関わることは、気楽なことばかりではないとはいえ
だからこそ、気持ちのいい人たちと過ごすことは貴重で、大切な時間だと身に染みた。
コロナ禍でさまざまな価値観が変わったといわれるけれど
私にとってはなにかといえば、こういうことへの気持ちの持ち方なのかなと、よぎる。
お互いを尊重しながら、絶妙なバランスをもちながら、まったく違う個性の人たちが一つの場所に集い、会話をする。
絶妙なバランスというのは、そうはないものと思うけど、そんな時間を少しでも味わえたら、幸せだと思う。
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