2022.09.10
ジャン・プルーヴェ@ISETAN
9月がもう10日すぎようとしている。
毎年、夏はさまざまな美術展が、より活況のような印象があるものの、今年はあまり足を運べていない。
そんな気持ちの中、ジャブを受けたような感じ。
新宿伊勢丹で、ジャン・プルーヴェの展示に出会う。たまたま通りかかって目にして、心躍った。
(東京都現代美術館との兼ね合いもあるものだったのか)
・
高校から大学生の頃、たくさんのものことを見ていた中で、
そのデザインの世界観に大きく憧れたのが「ジャン・プルーヴェ」
学校の椅子のような、懐かしいような雰囲気とモダンが入り混じっているような世界に、
何か強いあこがれを持って、いつも写真を眺めていた記憶がある。
椅子デザインの世界にも強く憧れ、デザインの世界に対しても、勝手に熱が高まった。
派手な感じでもなく、ポップで、見たら忘れられない。
建築と椅子が同じ世界にあるものだということにも憧れた。
(その当時の授業では、なんとなくいろいろなものが別個に扱われていたような印象を持っていた)
無駄のないデザインで、絶対的な存在感がある。
無骨な感じもするし、とても可愛げもある。
・
ふとすると、今の世界で一生懸命になりすぎて、
原点にある純粋な「憧れ」みたいなものが薄らいでいることを感じる。
そろそろ、その感覚を復活させないと、つまらない大人になってしまいそうだ。
そんな備忘録。
Other Diary
- 2023.07.16心の違和感から学びへ
- 2022.07.22Colla:J 7月号|とっておきの休み時間4時限目
- 2022.06.26篠田桃紅展
- 2022.06.22Colla:J コラージ6月号
- 2022.06.14ミッドセンチュリーと羽田空港